こんにちは。げんです!
今回もあらゆるモノのはじまりを深堀していきましょう。
今回のテーマは、「テニス」
今や世界中で人気なスポーツの一つですが、いつどこで誕生し、普及していったのでしょうか?
そして日本に伝わったのはいつなのか、これらの謎を解き明かしていきましょう。

それではさっそく「テニス」のはじまりへ!
テニスのはじまりって何?

「テニス」の歴史は古く、なんと紀元前まで遡ります。
紀元前とは、西暦1年よりも前の時代を表しているため、少なくとも今から2000年以上前の時代です。とにかく古いので、起源についても諸説あるのは致し方ないことですが、実は有力な説が一つあるのです。
古代エジプト
なんと、紀元前3000年頃の古代エジプトに、「テニス」の原型と言われている壁画が残っているのです!
そこには、複数人が一つのボールを打ち合っている様子が描かれており、それが「テニス」の原型だといわれています。推察にはなりますが、それに娯楽要素はなく、何らかの宗教行為だと考えられています。
ジュ・ド・ボーム
「テニス」の直接的なルーツは、11世紀ごろに行われていた「ジュ・ド・ボーム」と言われる遊戯です。
フランス語で「手のひらのゲーム」と訳されるそれは、フランス修道院の回廊で、貴族が手のひらや手袋を用いて、ボールの打ち合いをして遊ばれていたゲームです
14世紀にはフランス王ルイ10世も愛好家として知られ、はしゃぎすぎで体を壊したらしいです。
これらのことから、「テニス」は「貴族の遊び」なぞと言われておりました。
余談ですが、この考えは今でも若干残っており、変な話「テニス」は裕福なスポーツで、お金持ちの家庭でないとできないなんて言われることもしばしば。。
話を戻します!
はじめは素手で遊ばれていた「ジュ・ド・ボーム」ですが、次第にラケットを用いられることになり、現代でも名前も同じままのスポーツとして残っております。
1908年のロンドンオリンピックには、公式競技として開催されましたが、オリンピック競技だったのはこの一回のみです。
現代テニスへどうやって発展した?
では、「ジュ・ド・ボーム」から、どういう経緯で現代テニスに繋がったのかを見ていきましょう。
「ジュ・ド・ボーム」は、その後イギリスに伝わり貴族の賭け事としても人気になりました。
その後1873年、イギリスのウィングフィールド少佐が、「スフェリスティキ」というスポーツを考案し、それが近代テニスの原型と言われています。
「スフェリスティキ」は、現代の「テニス」のように、ネットを挟みラケットを用いて、ソフトテニスに用いる軟式ボールのようなものを打ち合うスポーツです。
ラケットやボール、ネットも持ち運びができ、芝生の上であればいつどこでも楽しめるようになりました。そのことから、「ローンテニス(芝生テニス)」と呼ばれるようになり、対して「ジュ・ド・ボーム」は、「リアルテニス」と呼ばれました
ウィンブルドン選手権
「ローンテニス」が生まれてわずか4年。。
1877年に、世界最古の大会が開かれました。
それが、現在でも残る「テニス4大大会」の一つ、「ウィンブルドン」です。
イギリスのロンドンで開催された第1回大会ですが、当時は男子シングルスのみで、選手は22人の小規模な大会でした。
その後、1884年には女子シングルスも開催され、初代王者となった「モード・ワトソン」が白いウェアだったことから、現代にも続く「ウィンブルドン」では白いウェアを着るという習わしが始まったといわれています。
日本への伝来
日本への伝来は、1874年頃に横浜、神戸などの外国人居留地に持ち込まれたことが一つの説で、横浜の山手公園内のテニスコートには「日本庭球発祥之地」という記念碑があります。
また、東京高等師範学校(現・筑波大学)では、米国教諭のリーランドが、テニス道具を取り寄せ、リーランドの通訳を務めていた坪井教授の貢献により「ローンテニス部」が設立されました。
ただ、当時道具は輸入が基本だったため、とても高価なスポーツでした。そこで考案されたのが、ゴムボールを用いた「ソフトテニス」です。
実は、「ソフトテニス」は日本発祥のスポーツと言われています。
その後「ソフトテニス」は全国の学校に取り入れられ人気のスポーツとなりました。

日本でまず人気になったのは「ソフトテニス」だったのは知らなかったなあ
まとめ

今回は「テニス」のはじまりについてみてきました。
- 「テニス」の原型は古代エジプトからはじまっていた
- 「ジュ・ド・ボーム」という遊戯かテニスのルーツ
- 現代テニスの「ローンテニス」はイギリスから始まった
- 日本では「ソフトテニス」が初めに普及した
やはりスポーツは奥が深いですね。
ただ、現代テニスの「ローンテニス」の歴史自体は意外と浅い!
まだまだ「テニス」のはじまりについて、書きたいところですが、長すぎても読む気が失せると思いますので、また別観点で続きを書いていきたいと思います!
というわけで今日も少し賢くなれましたね。
ここまで読んでくださってありがとうございます!それではまた!
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