こんにちは。げんです!
今回もあらゆるモノのはじまりを深堀していきましょう
今回のテーマは、「シュークリーム」
好きなスイーツランキングでは必ず上位に食い込んでくる日本で大人気のスイーツですが、皆さんは意味や起源を知っているでしょうか?
スイーツの大定番「シュークリーム」の歴史を解説していきます!!

それではさっそく「シュークリーム」のはじまりへ!
「シュークリーム」の語源とは?

「シュークリーム」はフランス語の「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」が語源です
「シュー」は、「キャベツ」
「クレーム」は、「クリーム」
スイーツとは程遠い野菜のキャベツが由来なのですが、それは単に形が似ているからのようです
「シュークリーム」と呼ぶのは日本だけ?
「シュークリーム」とは、フランス語の「シュー」と、英語の「クリーム」を組み合わせた和製英語になります
では、他の国ではどう読んでいるのでしょうか?
英語圏:クリーム・パフ
ヨーロッパ圏:プロフィトロール
英語圏に旅行に行った際に「シュークリーム」と言ってしまうと、「靴のクリーム??」と解釈されてしまうので、注意しましょう!
「シュークリーム」のはじまりとは?
それでは「シュークリーム」はいつどこで誕生したのでしょうか?
フランスで原型が誕生
16世紀中頃、イタリアのメディチ家出身の”カトリーヌ・ド・メディシス”は、フランス国王となる”アンリ2世”と結婚しました
その際に、自国から連れてきていた製菓長の”ポプラン”が、シュー生地を使った食文化を伝えたといいます
当時は、まだクリームはなく、生地のみを食されていましたが、「シュークリーム」の原型はここからがはじまりです
ちなみに、当時のフランスは非常に食文化に後れを取っており、国王でさえ手掴みで食事をしていたそう
そこでカトリーヌは、今やフレンチマナーとして当たり前のナイフやフォークを使った作法を教えました
また、カトリーヌは「シュークリーム」だけでなく、「マカロン」などフランス銘菓の多くを伝え、現代では「氷菓の母」「カトリーヌ姫」などと呼ばれています
「シュークリーム」の誕生
カトリーヌの時代から、300年後の18世紀
フランス人のパティシエ“ジャン・アヴィス”によって、現代の丸いシュー生地が作られました
これをフランスでは「Pâte à choux(パート・ア・シュー)」と呼び、「パート」は生地という意味です
その後、ジャンの弟子”アントナン・カレーム”が、その中にクリームを入れ、「シュー・ア・ラ・クレーム」を作ったのです
日本の横浜に伝来
「シュークリーム」ができて、さらに50年後の19世紀頃、江戸時代末期ですね
フランス人“サミュエル・ピエール”が経営していた横浜の「横浜八十五番館」という洋菓子店で作られ、サミュエルの弟子が独立をしていく中で、全国的に広まったと言われています
明治時代終盤には、一般家庭でも食されるようになり、今では大人気のスイーツに成り上りました

一般家庭に広まったのは、生菓子を保存できるようになった冷蔵庫のおかげらしい。。日本の技術力には頭が上がりませんね
「クロカンブッシュ」とは?
皆さんは「クロカン・ブッシュ」をご存じでしょうか?
私は、漫画「ONE PIECE」に出てきて知ったのですが、美味しそうでついつい気になって調べたので、ここでご紹介したいと思います
「ONE PIECE」では、ビッグマムの大好物として登場しました
「クロカン・ブッシュ」とは、シュークリームが円錐状に積み上げられたお菓子です
「プチシュー」と呼ばれる、一口サイズのシュークリームを使い、飴やキャラメルを接着剤のように用いて安定させています
フランス語では「ごつごつした木」という意味を持つ通り、大きなものでは60cmぐらいのものもあるようです
そして、フランスの結婚式では定番のスイーツとなっています!
日本でいうウエディングケーキの代わりになります
ぜひ一度食べてみたいですね!写真はこの下に貼っておきます!
まとめ

今回は「シュークリーム」のはじまりについてみてきました
- 「シュークリーム」とは、「キャベツのクリーム」という意味
- 「シュークリーム」の発祥はフランスで、江戸時代に日本に伝わった
- 「クロカン・ブッシュ」とは、プチシューを積み上げて作るスイーツ
「シュークリーム」の意味が、まさかキャベツだったとは!
これは、知らなかった人にとっては面白い気づきだったのではないでしょうか
そのモノの背景を知ると、無性に食べたくなりますね
今日のおやつは「シュークリーム」で決まりです!
というわけで今日も少し賢くなれましたね
ここまで読んでくださってありがとうございます!それではまた!
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