【チョコレート】元々は薬だった?!バレンタインとの関係性にも迫る

こんにちは。げんです!

今回もあらゆるモノのはじまりを深堀していきましょう

今回のテーマは、「チョコレート

今やスイーツに欠かせないチョコレート。そんな世界中で愛されるチョコレートの起源を一緒にたどっていきましょう。

当記事では、チョコレートの歴史から日本への伝来。そして、バレンタインのはじまりについても紹介していきます!

こんな疑問を解決するよ

  • チョコレートのはじまりとは?
  • 日本に普及したきっかけとは?
  • バレンタインとチョコレートの関係性とは?
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それではさっそく「チョコレート」のはじまりへ!

チョコレートのはじまりって何?

いきなり質問です!チョコレートは何から出来ているでしょう?

簡単ですかね。答えはカカオという木の実です。生産国としては、西アフリカのコートジボワールやガーナが主力ですね。

そんなカカオは、紀元前1900年頃に現在のメキシコ辺りに位置する中央アメリカで栽培が始まったと考えられています。特に、オルメカ文明(紀元前1500年頃)の時代にカカオを最初に利用したとされ、その後マヤ文明やアステカ文明と受け継がれていったのです。

当時のチョコレートは今のような甘いものではなく、苦みのある飲みものとして利用されており、「ショコラトル」と呼ばれていました。

特に、アステカ文明では、カカオは「神の食べ物」とされ、宗教の儀式に用いられたり、通貨としても流通していました。また、戦士たちは薬として苦いチョコレートドリンクを飲んでいたとも言われています。

ヨーロッパへの伝来

最初にチョコレートを発見した人物は航海士・コロンブスです。ただ当時のコロンブスは、マヤ人がとても大事そうにしているカカオに見向きもしなかったと文献に残っています。

その後、スペイン人のエルナン・コルテスによってカカオがヨーロッパに持ち込まれます。コルテスはアステカ帝国を征服後、アステカ帝国の情勢をスペインへ報告する際に、「ショコラトル」という飲み物がとても重宝されていることを伝えるのです。

しかし、アステカ式の苦くてスパイシーな飲み物は、ヨーロッパ人にはなかなか受け入れられませんでした。

そこで、ヨーロッパ人たちは下記の改良を加えました。

  • 砂糖をたっぷり加える
  • 牛乳を混ぜてまろやかにする

こうして誕生したのが、甘いホットチョコレートです。現代のチョコレートにぐっと近づきましたね。

固形チョコレートの誕生

長らく「飲み物」として楽しまれていたチョコレートですが、19世紀に大きな技術革新が起きます。

  • オランダ人コンラート・ヨハネス・ヴァン・ホーテンがカカオプレスを発明。
    これにより、カカオ豆から、ココアパウダーが作れるようになりました。
  • イギリスのフライ社が、カカオマス、ココアバター、砂糖を混ぜた
    世界初の固形のチョコレートを開発。

さらに、19世紀後半には、ミルクチョコレートの開発。コンチング技術という口当たりをなめらかにするための製法も発明されていきます。こうして、現代チョコレートの基盤が築かれていきました。

チョコレートが日本に流行ったのはいつから?

日本にチョコレートが最初に伝わったのは江戸時代末期、皆さんご存じの長崎の出島にて、オランダとのチョコレートの取引の記録が残っています。

そこには、「しょくらあと」と記録されておりました。ただし、当時のチョコレートは非常に高価で、一般庶民が口にすることはできませんでした。

本格的にチョコレートが普及したのは明治時代以降です。

岩倉具視率いる使節団が、パリにあるチョコレート工場を見学したと紹介されたのです。

その後、森永製菓がチョコレートの製造に着手し、チョコレートは日本人の生活に徐々に浸透していきます。戦後には、高度経済成長期とともにチョコレート製品の種類が増え、庶民の手に届くスイーツとして定着していきました。

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今じゃチョコの使い方は幅広く、奥深いスイーツになりましたよね。

では最後にチョコといえばの、あのイベントについて紹介しますね。

バレンタインとチョコレートの関係

2月14日はバレンタインの日です。その日は、全国の男共がそわそわし出す年に一回の特別なイベントです。

「女性が好きな人にチョコを渡す」という大イベントですが、実は「バレンタイン=チョコ」と連想されるのは、日本だけなのです!

欧米にもバレンタインデーは存在するのですが、普通に花束や、宝石を贈るのです。

では、なぜ日本ではチョコを渡す文化が浸透したのか、それは1936年、神戸のモロゾフ洋菓子店が「バレンタインにチョコを贈ろう」と提案したのがきっかけと言われています。

1970年代には森永製菓や百貨店も後に続き、チョコレートを贈ろうというキャンペーンを仕掛けたのです。そこから急激に日本に浸透し、今では当たり前の文化となりました。

「女性から贈る」というのも、企業の広告パワーで生まれた慣習です。

現代では、必ずしも女性からというわけでもなく、女性同士の交換も行われるほど、何でもあり状態になっています。それに合わせて贈られるチョコの名前も、「本命チョコ」「友チョコ」「義理チョコ」など多岐に渡ってきました。

このように、日本独自のバレンタイン文化が確立されていったのです。

まとめ

今回は「チョコレート」のはじまりについてみてきました。

  • 「チョコレート」は、中央アメリカではじめて製造された飲み物
  • 固形のチョコレートは、ヨーロッパ諸国によって製造された
  • 日本では江戸時代にチョコレートが輸入され、明治時代以降に浸透していった
  • バレンタイン=チョコレートは、日本独自の文化

今回は、王道スイーツのチョコレートについて紹介してきました。

甘くておいしいチョコレートですが、はじまりは宗教儀式に用いられたり、戦士の薬だったりと、今では想像が付かない使われ方をしていました。

そして、何といっても日本独自のバレンタイン文化!それは企業の広告活動から始まったものでしたね。

今後チョコレートを手に取るときは、この壮大な歴史に思いを馳せてみてください。

というわけで今日も少し賢くなれましたね。

ここまで読んでくださってありがとうございます!それではまた!

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