【肉まん】はじまりは人の生首!?起源から豚まんとの違いも解説!

こんにちは。げんです!

今回もあらゆるモノのはじまりを深堀していきましょう

今回のテーマは、「肉まん

コンビニの定番商品と言えば、肉まんですね。皆さんも寒い季節に欲してしまうことはあるのではないでしょうか。

そんな肉まんの由来を皆さんはご存じでしょうか?

また、中華まんや豚まんとは何が違うのか。

今回はそんな肉まんのはじまりについて、ご紹介します。

こんな疑問を解決するよ

  • 肉まんのはじまりとは?
  • 日本に普及したきっかけとは?
  • 中華まん、豚まんとの違いとは?
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それではさっそく「肉まん」のはじまりへ!

肉まんのはじまりって何?

別名「中華まん」と呼ぶだけあり、発祥は中国になります。

中華街や中華料理店でよく見かけることからも、割とイメージ通りではないでしょうか。

時代は中国の三国時代まで遡ります。ゲームや映画の舞台にもよく使われる時代ですね。

そして、肉まんのはじまりは、三国志が好きな方なら必ず知っているであろう「諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)」が主役のお話になります。

諸葛亮孔明とは、蜀の国で天才と謳われた軍師、政治家です。

3世紀、孔明は遠征からの帰り道、濾水(ろすい)という川が氾濫して渡ることができないでおりました。

その土地の人は「この川には荒神がいて、時に荒れ狂います。鎮めるには49個の人間の首をささげなければなりません。」と言うのです。

何とも恐ろしい話ですね。

それを聞いて孔明は「合戦で多くの命が亡くなっているのに、これ以上命を失わせるようなことはできない。」と言いました。

そこで孔明は代案として、自国の料理人を呼び、こねた小麦粉の中に肉を詰め、人の頭の形に丸めたものを作らせたのです。

それを、川に放り投げると、氾濫が収まり、無事に川を渡ることができたといいます。

その後は、それを「蛮頭(ばんとう)」と呼ぶようになりました。

はじめは川に放り投げておりましたが、もったいないからと祭壇に供えた後に食すようになり、食品を意味する「饅」を使って、「饅頭(まんとう)」と名前が変わりました。

ちなみに、これが日本に伝わり「頭」を「ず」と呼び、「まんず」→「まんじゅう」となったのが「おまんじゅう」の起源になります。

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いやーまさか肉まんやまんじゅうの起源が、人の頭を模したものだったとは驚きですね。。

日本に伝わった経緯とは?

先に述べたように「饅頭」は、神に捧げる神聖なものとされておりました。

鎌倉時代、日本にもその意味で伝わったとされています。

ただし、当時は仏教の影響からお肉より菜食が好まれていたため、代わりに小豆を入れて作られました。今のおまんじゅうに餡子が使われるのはここからのようです。

時は進み、大正時代。新宿中村屋で「天下一品志那饅頭」という名称で中華まんが発売されました。

味は、肉入りと餡入りがありました。

発売のきっかけは、創業者夫妻が中国旅行に行ったことです。

夫妻は中国で包子(ぱおず)という食べ物を食しましたが、それはそれは油っぽくて、おいしいとはいえる代物ではなかったようです。

しかし、それを日本人好みのあっさりとしたものに変えれば売れると思い、改良した結果が上記の「中華まん」です!

それは、肉の入った饅頭ということで、いつしか「肉まん」と親しまれるようになりました。

中華まんと豚まんの違いとは?

ここまで、肉まんのはじまりをたどってきました。ここからは中華まんと豚まんとの違いについて説明していきます。

まず、中華まんですが、ここまで読んでくださった方は何となくお察しかもしれませんが、日本で売り出した時は中華まんでした。その中華まんの種類に肉入りや餡入りがあったのです。

つまり、中華まんとは大元の総称のことです。「肉の入った中華まん」が「肉まん」なのです。

そのほか、コンビニで見かけるあんまん、ピザまん、カレーまんなども、中華まんの一つということになります。

では、豚まんはというと、これは単なる地域差の話です。

日本全国的に見ても多くは「肉まん」と呼ばれますが、関西の一部では「豚まん」と呼ばれることが多いです。

普通、肉と言えば、牛、豚、鶏と肉全般を指しますが、関西では牛を指すことが多いのです。

それも関西には神戸牛や近江牛といった、牛肉の産地が多く「肉は牛」という考えが根付いており、豚肉の場合と使い分けるために、肉まんではなく豚まんと呼ぶようになったといいます。

そのほか、お好み焼きでも豚玉と呼んだり、豚肉を使用していることを強調する慣習があります。

まとめると、肉まんも中華まんも豚まんも、細かい違いはあれど、広い意味で同じものを指しているということですね。

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ちなみに関西ではからしを付けて食べる文化も特殊ですね。有名な大阪土産店がありますが、そこでもからしが付いてきます。

まあ、大阪出身の私は「醤油マヨ」なんですけどね!

まとめ

今回は「肉まん」のはじまりについてみてきました

  • 「肉まん」のはじまりは、三国時代の孔明の知恵によって生み出されたもの
  • 「肉まん」は、新宿中村屋が売り出したことがきっかけで日本で浸透
  • 「肉まん」「中華まん」「豚まん」は、広義な意味で同じものを指す

いかがでしたでしょうか?

肉まんのはじまりは人の頭の代わりに捧げモノとして作られたことでした。はじめは食べ物として誕生しなかった点は、少し珍しい部分ではありますね。

そんな起源から、今では肉まんはもちろん、たくさんの種類の中華まんが気軽に手に入れられる時代となりました。今日のお供は肉まんで決まりですね。

というわけで今日も少し賢くなれましたね

ここまで読んでくださってありがとうございます!それではまた!

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